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# 哲学についての駄文

飯吉です。私は宇宙旅行って行ったことないんですけど、家に居ながらにして、机の前で、椅子に座り、論理宇宙を旅して帰ってくることがよくあります。


今日は哲学の開祖・ソクラテスの命日であると、今朝テレビで林修先生が言ってました。ソクラテスといえば世界3大賢人の1人といわれ(あとはキリストと御釈迦様)確かにフィロソフィー(本来は哲学でなく愛知と訳すのが相応しいらしい)といえばソクラテス、ソクラテスといえばフィロソフィー、といった認識が一般に流布されていると思います。


私も余り詳しくは知りませんが、無知の知、とか、産婆術(質問責めにして相手の意見が如何に根拠薄弱であるかを突き付けるプライベートでやると確実に友達を減らす弁論術)とか、悪妻を持つと人は哲学者になる、とかいったイメージしかありません。


ああ、あとプラトンのお師匠様ですね。ソクラテス自身は生前1冊も本を出版していませんが、没後に弟子のプラトンが自身の書籍の中でソクラテスを紹介しています(その点はパスカルやソシュールと似ている)


 今夜、皆様の投票で選ぶ戦国武将ランキング、みたいな番組が放送されるそうですが、もしそれを哲学者バージョンでやったら、恐らくプラトンが1位になると思われます。20世紀ならマルクス、最近だとニーチェが伸びてきてるようですが、プラトンは常に人気があり、哲学の命題の8割は既にプラトンが提起しているとまで言われるほどです。


ただ、ウィトゲンシュタインが好きな私としては、プラトンの思想、プラトニズム的伝統に縛られ過ぎたがために西洋哲学は二元論に縛られて、例えば、「主観」と「客観」の存在を区別できるか? などなど答えの出せない問答に陥ってしまった点について、賛同できかねます。


その点、西洋哲学、御釈迦様は凄かったというしかありません。諸行無常、諸行無常というと平家物語のイメージからか、繁栄していたものも必ず衰退する、といった意味合いに思われがちですが、本質は、物事というものは一瞬一瞬(刹那瞬)移り変わりゆく、という意味です。こっ、これは、まさに近代になってようやく科学が解き明かした、時間や空間が不連続的であるといった学説そのものではありませんか。


物質の構成要素は原子核であり電子であり、その振動状態に左右され、存在は確率でしか表せない、線形でもなく、などなど、そんなショッキングなサイエンスを御釈迦様が知っていたはずないのに、真理を見抜いてみせたわけですから偉大ですね。



ただ、私、プラトンの弟子であるアリストテレスは好きです。形式論理学の父とされていてやはり大天才ですし、何よりある逸話がすきです。当時アカデメイア学派(アカデミーの語源)に属した彼の風貌はというと、チャラかったらしいです。アクセサリーとかジャラジャラつけていたそうです。そしてそれに対して、真理を探究するために集いし者が身形を着飾るなどといった世俗的なことにかまけるとは何事か? といった感じで説教されます。今でいうと、校則の厳しい進学校で風紀委員会が髪染めてミニスカート履いている女生徒に注意してる感じでしょうか?


そしてその注意に対するアリストテレスの回答は、チャラい格好の者には真理の探究ができない、などと、人を見た目で判断している貴方達の方こそ、真理から遠いのでは? みたいな返しをします。


恐らくこれを現代の学校教育の場でやってしまうと、後でその子の家に電話を掛けられたりするのでしょう。



外に出られない今、家で哲学をしてみるというのは如何でしょう?



飯吉




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